京都の宿泊稼働率が1月の最高レベルに、繁閑差が縮小、ツートップは中国・台湾で「春節」後押し -2017年1月

京都文化交流コンベンションビューローが発表した「2017年1月 外国人客宿泊状況調査」によると、京都市内の34ホテルおける客室稼働率は前年比4.3ポイント増の75.7%となり、1月の最高値となった。宿泊者数に占める外国人客の利用割合も4.8ポイント増の36.6%と拡大し、調査開始以来1月の最高値となった。

旺盛な訪日旅行需要を背景に、順調に外国人旅行者数が増加。特に、スキーを目的とする豪州のほか、今年は1月下旬からスタートとなった中華圏の春節も好結果に影響した。同ビューローでは、オフシーズンの底上げで、繁閑差が縮小したとする。

京都文化交流コンベンションビューロー:「2017年1月 外国人客宿泊状況調査」より

外国人宿泊者の構成比を国・地域別でみると、1位が中国(7.3ポイント増の34.7%)。中国は1月として過去最高を記録した。2位の台湾(6.7%減の21.9%)は、春節効果で2016年7月以来の2割超に回復。4位には、この時期のスキー需要の強い豪州(0.1ポイント増の7.1%)となった。

なお、対象34ホテルの客室数合計は8952室で、市内ホテル全体の約4割程度だという。

京都文化交流コンベンションビューロー:「2017年1月 外国人客宿泊状況調査」より

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