関西圏のインバウンド向け鉄道パス、鉄道9社が連携で公式販売を開始、料金を2000円に値下げ

JR西日本や阪神電鉄、阪急電鉄など関西鉄道9社は2017年4月17日より、訪日外国人旅行者向けの関西統一交通パス「KANSAI ONE PASS」のレギュラー販売を開始する。

このパスは、JR西日本の交通系ICカード「ICOCA」をベースに、1枚で関西圏の主要交通機関を利用できるほか、関西空港内の店舗を含む約200か所の観光スポットやショッピング施設で優待サービスも提供する。2016年4月から試験販売をおこなってきたもの。2月末までの販売数は5万枚以上に達したという。

このカードを購入できるのは、訪日外国人(日本国以外の政府が発行したパスポートを持ち、「短期滞在」に該当する在留資格を持つ人)のみ。レギュラー販売開始にあたり、料金を3000円から2000円に変更した。

この取り組みに参画しているのは、鉄道9社局(西日本旅客鉄道、阪神電気鉄道、阪急電鉄、京阪電気鉄道、近畿日本鉄道、南海電気鉄道、大阪市交通局、神戸市交通局、京都市交通局)、関西経済連合会、関西国際観光推進本部。販売目標は9万枚に設定し、関西空港駅や主要駅など19カ所で扱う。販売時には鉄道路線マップ付き利用ガイドも配布。専用サイトでは優待特典情報や関西の観光情報が閲覧できる。

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