ベスプラは2018年7月より山梨県富士吉田市周辺で、渋滞緩和と地域活性化の両立を目指す実証実験をおこなう。高速道路の交通情報を監視・予測し、渋滞発生に合わせて周辺店舗への誘導をおこなうもの。
店舗情報を近隣に通知するベスプラのサービス「ザ・タイムセール」を活用する。実験ではまず、渋滞発生が予想される30分前に観光地の店舗へ連絡してタイムセールを誘発。その後、アプリユーザーには渋滞発生情報を通知すると同時に、その時間を楽しく過ごすための観光情報や周辺のタイムセール実施店舗情報を配信する。
対象となるのは、富士吉田周辺から首都圏に向かう主幹道路である中央高速道路(上り)。同地域が人気の観光地であり、首都圏への渋滞が多いことから、今回の取り組みの対象になった。
実証実験は、三菱総合研究所を事務局とする「未来共創イノベーションネットワーク(INCF:Innovation Network for Co-creation the Future)」活動の渋滞解消ワーキンググループの一環として実施。2018年4月から参加店舗を募り、すでに数十店舗が応募。7月にアプリをリリースした後、約半年間をかけて富士吉田周辺で展開する予定だ。