ラグビーワールドカップが盛り上がる日本で、地方でも「観光型MaaS」の取り組みが急速に進みつつある。ジョルダンは大分県大分市で、地元の大分バスが紙チケットで運用していた「1日バス乗車ワイド」をモバイルチケット化したのに加え、地元の飲食店・観光施設を優待利用できる「おおいた1DAYパス」の提供を開始。大分市はラグビーワールドカップ開催地で2019年10月20日まで試合が予定されており、観戦ファンを含め訪日客が増えるなか、スマホアプリできっぷ購入、地元施設利用をトータルサポートし、地域活性化につなげる。
バス乗車券はジョルダンが日本総代理店契約するMasabi社のモバイルチケッティングサービス「Justride」を採用。モバイルチケット販売期間は2019年10月31日までで、大分市内でバス利用に使える「1日乗車券ワイド」、飲食などの優待サービスを付加した企画きっぷ「おおいた1DAYパス」が対象となる。利用者はアプリでキャッシュレス購入できる。利用状況により、期間を延長する可能性もあるという。