総務省統計局は先ごろ、「家計消費状況調査(2024年9月分結果)」を発表した。それによると、2024年9月の二人以上の世帯のネットショッピング支出額は2万3520円。前年と比べ、名目増減率(※)は5.1%増となった。ネットショッピング利用世帯自体の割合は、前年から0.9ポイント増の54.7%。例年は第4四半期(10月~12月)にかけて支出が増加する傾向にあるため、今後の推移に注目だ。
調査の内訳をみると、2024年9月の旅行関係費は5024円。8月に同統計公表以来の過去最高(7217円)を記録した後、9月も名目増減率は前年比11.4%増と好調に推移。全体の変化に対する影響度を示す名目寄与度も2.30%となり、引き続き高水準となっている。
他品目では、「チケット」は1121円(前年比・名目15.6%増、寄与度0.67%)、「保険」が1054円(前年比・名目12.8%増、寄与度0.54%)となり、前年比では旅行関係費以上の伸びを示すものの、寄与度は低めとなっている。
また、金額は小さいものの比較的伸び率が大きい項目としては、贈答品が583円(前年比・名目16.1%増、寄与度0.36%)などとなった。
※名目増減率=物価水準の変動の影響を除去していない増減率
詳細データは以下から参照できる。