トレンド総研は、ツイッター(Twitter)やフェイスブック(Facebook)、インスタグラム(Instagram)といったSNSの利用者を対象に、投稿したコメントを自分で後悔したり「なかったことにしたい」と感じた経験について調査を実施。「SNSの"黒歴史"に関する意識・実態調査」レポートとして発表した。これによると、約3割(32%)が「自分の過去の投稿内容を後悔した(黒歴史であると感じた)ことがある」と回答。そのうち89%が「自分の投稿そのものを削除した」経験を持つことがわかった。
「なかったことにしたい」と思った投稿内容のトップは「そのときの心情を表現したひとり言」(59%)で、続いて、恋愛(34%)や仕事(18%)に関するネガティブな内容など。後悔のきっかけで最も多いのは、「我に返って自分を客観視したこと」(77%)となっている。
また、「投稿をなかったことにしたい」と思った後にとった行動では、投稿の削除だけでなく「投稿元となったアカウントそのものを削除した」ケースも43%となっている。
後悔につながった(黒歴史化した)投稿内容の順位は以下のとおり。
調査対象者による日常的のSNS利用率は、「ツイッター」(51%)、「LINE(タイムライン投稿)」(49%)、「フェイスブック」 (45%)、「インスタグラム」(17%)、「ブログ」(11%)、「mixi」(11%)、「Google+」(8%)だった(複数回答)。
なお、後悔につながりやすい(黒歴史化しやすい)SNSは、「ツイッター」(55%)が最多で、次いで「mixi」(40%)、「フェイスブック」(38%)。ツイッターは利用頻度が多いぶん、投稿内容の後悔につながる機会が多く、投稿やアカウントの削除されることがにつながる状況となっている。
今回の調査対象は15歳から39歳までの男女500名。2015年6月12日から6月15日まで、インターネット調査として実施されたもの。