京都市内ホテルの外国人利用が約半数に、日本人は熊本地震の影響で2ケタ減 -2016年4月

京都文化交流コンベンションビューローが発表した京都市内の「外国人宿泊状況調査(2016年4月)」で、客室稼働率は前年比1.2ポイント減の92.8%となった。熊本地震の影響で九州からの宿泊旅行の一部にキャンセルが発生するなど、日本人宿泊者数が前年比17.9%減の13万8301人となり、調査以来、最低となったのが理由。

一方、外国人宿泊者数は桜のシーズンにあわせて4.1%増の9万3168人に増加。総宿泊者数に占める割合は2.8ポイント増の46.0%と過去最高となり、約半数を外国人客が占める結果となった。

市場別では北米が25.5%増、ヨーロッパが13.6%増、オセアニアが24.1%増と欧州豪が増加。対して、台湾は6.0%減と3か月連続で低下。香港は16.3%減、中国は1.2%減など2か月連続で前年を下回り、アジア全体が減少した。これについて京都文化交流コンベンションビューローでは、客室単価の上昇が影響していると見ている。

構成比では台湾が17.5%(1.9ポイント減)で1位、2位はアメリカの15.7%(2.4ポイント増)、3位は中国の13.9%(0.7ポイント減)となった。

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