ネットショッピングの行動に変化、デバイスで購入金額に差、購入時間は「寝る前」が最多 -Criteo

発表資料より

デジタル広告・マーケティングのクリテオ(Criteo)は、全国のネットショッピング経験者の男女を対象に「オンライン通販に関する実態調査」を実施した。

これによると、全体の89.4%が「1か月に1回以上」ネットショッピングを利用。使用端末については、20代男女の52.3%がスマートフォンだが、50代男女では約8割がブラウザ経由で、世代によってネット購入で使用するデバイスが二極化している結果が鮮明となった。また、アプリでの購入も全体の3割に拡大。ブラウザ中心だった日本のネットショッピングの購買行動に変化が起きている。

ネットショッピングで購入する商品は、男性が「家電製品」(17.3%)、「書籍」(16.6%)、女性は「洋服」(16.1%)、「化粧品」(15.5%)の順。旅行関連は男性が8.0%、女性が10.8%と上位の品目より割合は低くなるが、実店舗(男性3.4%、女性4.2%)での購入との比率の差が大きい。

発表資料より発表資料より

また、実店舗で商品を比較検討してからオンラインで購入する「ショールーミング」についても、「よくある」「たまにある」人の合計が82.2%と8割を超えた。20代では70.1%が、実現歩で商品を見て、その場でスマホで値段を確認したという。

さらにネットショッピングで決断できる商品金額については、スマートフォンの場合は平均4万5864円、パソコンの場合は平均6万1095円となり、1万5000円以上の差が生じた。ネットショッピングではスマートフォンの方が利用されているものの、購入金額ではパソコンからの利用より低い傾向が判明した。

このほか、ネットショッピングでの商品検索と購入動向については、1日あたりの商品検索時間は平均2時間。商品検索と購入をする時間帯は、平日は「夕食~就寝前」、休日は「起床後~外出前」が最多となった。平日については「通勤中」や「休憩中」などの隙間時間の利用は1割以下という結果になった。

発表資料より発表資料より

なお、ネットショッピングの利用頻度は「1か月に1回」が48.2%、「2~3週間に1回」が22.3%、「1週間に1回」が17.5%。これに対し、写真共有のSNS「インスタグラム」のヘビーユーザーに限ると、「1週間に1度」が25.8%となり、全体結果を大きく上回った。「毎日」も全体の1.3%を上回る3.2%で、インスタグラムのヘビーユーザーはネットショッピングの利用頻度が高いことも判明した。

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