香港を拠点とする旅行アクティビティ予約サイト「Klook(クルック)」はこのほど、日本市場での事業拡大を発表した。日本オフィスでは、香港エクスプレスなどで日本での事業展開の実績をもつキャンディ・チュン氏をカントリーマネージャーに任命している。
同社では複数の投資銀行やベンチャーキャピタルから1億米ドルにおよぶ資金調達を実施しており、Klook Travel Technologyと日本オフィス設立をおこなう計画。また、調達資金のうち6000万米ドル(約68億円)をKlook Japanの事業拡大や日本の旅行会社との連携強化に使うとしている。
直近での日本市場向け展開では、日本政府観光局(JNTO)と共同で「Yurutabi(ゆるたび)」のプロモーションを行うキャンペーンを展開。日本でのコト消費に着目した訪日旅行の魅力を新たな創出に向け、デジタルデバイスを活用したプロモーションを展開していく。
Klookは、人気のアトラクションや体験アクティビティを会員価格で予約できるサービス。現在50か国以上で利用されており、約4割が中国圏(中国、香港、台湾)、3割が東南アジア圏だという。2015年には、オンライン旅行業界の国際会議「WIT」のスタートアップコンテストで最優秀に選出されている。
▼日本政府観光局(JNTO)香港事務所長の藥丸裕氏とKlook共同創業者兼会長のエリック・ノック・ファー氏
▼Klookのアプリ画面イメージは以下のとおり。
KlookJNTO×Klook 共同キャンペーンページ