DiDiモビリティジャパンは、中国の大型連休である国慶節(2018年10月1日~10月7日)期間中に大阪を訪れた中国人ユーザーの利用動向を発表した。同社はタクシー配車プラットフォーム「DiDi」を9月27日から大阪で提供を開始。ユーザーは中国で使用しているDiDiアプリがそのまま、日本でも利用可能になっている。
これによると期間中、中国人の利用者は全体の5割以上。関西国際空港から新大阪駅や京都市など、55キロ以上の長距離の利用から、大阪の市街地など1キロ強の短距離まで幅広い利用があった。利用の多い地域は、繁華街の心斎橋や難波に加え、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)、新大阪駅だった。
また同社では、利用した中国人ユーザーのSNS上の感想も発表。「国内での配車とよく似ている」「AlipayあるいはWeChatで決済でき、2500円のクーポンパッケージももらえる」「アプリ内で自動的な翻訳ができる」など、決済を含む使い勝手を評価するコメントが多かったという。
なお、同社では中国人観光客に対するプロモーションと需要喚起を行なうことで、タクシーの利便性を高めると同時に日本国内での白タク行為の減少に貢献する考え。同時に、日本人ユーザーに対しても、初めてのアプリ登録で2500円分のクーポンを、ユーザーの紹介で1500円分のクーポンを提供するキャンペーンを実施している。