訪日外国人の旅行消費額、2024年4〜6月の1人あたり支出は2019年比54%増の23万円、トップはフランス

観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、2024年4~6月期の訪日外国人消費額(1次速報)は、前年同期比73.5%増、2019年同期比68.6%増の2兆1370億円となった。

国籍・地域別トップは、中国で4420億円(構成比20.7%)。2019年同期は4645億円(同36.9%)だった。次いで、米国の2781億円(同13.0%)、台湾の2639億円(同12.4%)、韓国の2232億円(同10.4%)、香港の1743億円(8.2%)の順。

一般客1人あたりの旅行支出は、2019年同期比54%増の23万8722円。国籍・地域別で最も高かったのはフランスで41万7536円。英国の41万6647円、オーストラリアの39万9862円が続いた。2019年比で最も伸び率が高かったのは、ロシアを除き、カナダで91.1%増。そのほか、中国は28万6244円、台湾は18万1162円、韓国は10万6747円。すべての国籍・地域で2019年を上回った。

費目別では、宿泊費が7051億円(33.0%)と最も多く、次いで買い物代6641億円(31.1%)、飲食費4655億円(21.8%)の順で多く、前年同期と比べると、買い物の構成比が増加した。

なお、政府は、2024年の訪日外国人旅行者数が3500万人、旅行消費額が8兆円と過去最高になる見通しを示している。また、政府目標である2030年の訪日客数6000万人、旅行消費額15兆円の達成も視野に入ると発表している。

報道資料より

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