LINEヤフー マーケティングソリューションカンパニー ビジネスデザイン統括本部 第二ビジネスコンサルティング本部 本部長の三村真氏が、2025年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。
国内最大級の集客力を持つLINEとYahoo! JAPAN。Yahoo! JAPANの検索データによると、コロナ5類移行後は、以前とまったく異なる旅行関連キーワードが増加し、新しい旅行スタイルを示す傾向が顕著になっている。2025年は消費者個々人のニーズに沿う広告マーケティング、DX領域でオフライン接点に対して、旅行軸をベースとした流れをより効率化する取り組みに力を入れる。
同社の三村氏は、カスタマージャーニーをベースとして、体験の一部をデジタル化することで消費者の体験価値の向上をさせるとともに、それらのデジタル体験をデータとして蓄積・分析、クライアント企業のマーケティングに活用することを目指すとした。
発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。
年頭所感
新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
クライアント企業様ならびにパートナー企業の皆さまにおかれましては、日頃より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
新型コロナウイルスの感染症法上の扱いが2類相当から5類感染症に移行となり、1年が経過しました。これまで自粛要請をされていた国内・海外への旅行が緩和され、旅行客の増加といった動きも見受けられ、コロナ禍以前の活気を着実に取り戻した1年でありました。国内の旅行消費額においても、新型コロナウイルスが発生する前の状況と比較すると、シーズンによっては需要が大きく跳ね上がる時期もあり、確実に消費者の旅行支出が増加している傾向がみられ、本格的な回復に向けて前進している年でした。
さて、このように市場トレンドが大きく変化してきた中、我々も経営統合し「LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー。英文名:LY Corporation)」として事業を開始してから1年が経過しました。
我々は引き続きLINEヤフーの主軸アセットの1つであるYahoo! JAPANの検索データを活用し、変化する消費者動向・傾向を調査しておりますが、コロナ5類移行は以前と全く異なる旅行関連キーワードが増加しており、「新しい旅行スタイル」を表す傾向が伺えます。そのような目紛しく変化する消費者の考えや行動をデータで可視化し、旅行業界の中でマーケティングや販売促進に関わるクライアント企業様、パートナー企業様に、データインサイトやアセットをお届けする事に力を入れて参りましたが、本年におかれましても、より一層尽力していきたいと思います。
強化したいポイントを具体的に2点、挙げたいと思っております。
1つ目は、消費者個々人のニーズに沿うような広告マーケティングです。冒頭に挙げた通り、検索キーワードから読み取れるトレンドを各クライアント企業様に提供し、新しい旅行創出に向けてのサポートを強化。プロモーション領域においては、広告主企業様が用意する旅行スタイルをLINEヤフーの広告ソリューションを通じて高い精度で消費者へ届け、周遊促進や販売促進、そして消費拡大を最大化して参ります。また消費者の移動・宿泊・購買データを用いたCRMによる再来訪促進なども同時に強化していければと思います。
2つ目はDX領域です。クライアント企業様が保有する交通・商業・観光などの幅広いオフライン接点に対して、LINEのさまざまなソリューションを活用することで、オン・オフラインのアセットを融合し、消費者の暮らしをより便利で豊かにするといった取り組みのサポートを強化して参ります。旅行の時間軸をベースに、プロモーション精度の向上、店舗オペレーションの効率化や予約促進、更には予約・購買後のフォローアップまで、一連の流れを効率的にする取り組みです。
以上の2点を強化し、カスタマージャーニーをベースとして、体験の一部をデジタル化することで、消費者の体験価値の向上をさせるとともに、それらのデジタル体験をデータとして蓄積・分析、クライアント企業様のマーケティングに活用することを目指していきます。
本年も引き続き、国内最大級の集客力を持つLINE及びYahoo! JAPANによるアセットを最大限に活用・展開し、旅行業界への貢献や活性化への寄与を目指して参ります。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
LINEヤフー株式会社
マーケティングソリューションカンパニー
ビジネスデザイン統括本部
第二ビジネスコンサルティング本部
本部長 三村 真