福井県永平寺町で日本版ライドシェア活用の観光タクシープラン、運送会社と連携、町とJTBらが企画

福井県永平寺町で観光タクシープランの販売が始まった。永平寺町は曹洞宗大本山永平寺の門前町として知られ、歴史的町並みや田園と集落が織りなす里地景観が美しく、2024年3月に北陸新幹線が延伸したこともあって観光客が増加しているが、福井駅から車で20分程度の時間がかかることや、町内の観光施設が点在していることから周遊に課題があった。

プランの開発に携わったのはJTB、タクシー会社の松岡交通、運送会社の日本商運、永平寺町。JTBが企画したプランについて、日本商運のドライバーをタクシー会社の松岡交通のライドシェア運転手として登録することでタクシードライバーを確保し、福井駅からの二次交通を実現。日本版ライドシェアとして、二次交通の脆弱性やドライバー不足、インバウンド向けコンテンツの不足といったさまざまな地域課題解決を目指す。

プランの実施は2025年1月9日~2月28日の土曜日で、座禅体験や精進料理の昼食の「禅」、酒蔵見学やテイスティングの「酒」などインバウンド客にも人気の体験を盛り込んだ。3月以降は事業者、コースなどを拡大する予定だ。

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