
JTBは、MLB東京シリーズ「開幕直前レセプション」の様子を報道陣に公開した。これは、MLB公式戦観戦券付きホスピタリティ・パッケージの一部として、1人55万円(税込)のエキサイトシートパッケージに含まれるもので、開幕戦の前日3月17日におこなわれた。
JTBは、2024年1月にメジャーリーグベースボール(MLB)と国際ハートナーシップを締結。観戦チケットに飲食や体験などを組み合わせたホスピタリティ・パッケージの販売を始めた。
東京シリーズのホスピタリティ・パッケージでは、このほかプレミアムラウンジパッケージ(税込44万円)とプレミアムシートパッケージ(税込22万円)を販売。エキサイトとプレミアムでは球場やグッズショップへの優先入場をつけるなど特別な内容を組み込んだ。
「開幕直前レセプション」は、開幕戦がおこなわれる東京ドーム3階の「プレミアムラウンジ」で実施された。食事を楽しみながら、観客席からロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスの練習風景を見学。バックネット裏で間近に選手たちを見学できる機会も設けた。
「開幕直前レセプション」会場の様子また、会場にはMLBで活躍した井口資仁さんと上原浩治さんも登場。参加者と交流したほか、バックネット裏観客席で練習中の選手を見ながら、井口さんと上原さんのトークライブを楽しんだ。さらに、開幕戦試合直前に練習フィールドで見学できる権利を抽選で提供する特典もつけた。
ワールドシーリーズで胴上げ投手にもなった上原さん。参加者としばしの交流このほか、JTBは、プレミアムラウンジパッケージを含む「貸切新幹線で行くMLB開幕戦観戦ツアー」を新大阪、京都、名古屋から催行。乗車記念品グッズを進呈したほか、車内では元MLB日本人選手によるトークイベントも提供した。東京ドームでは、22番ゲート前に「MLB東京シリーズ特別ブース」を設置。プレゼントキャンペーンも展開し、東京シリーズを盛り上げた。
JTB執行役員事業推進部長スポーツツーリズム戦略担当の福井貴裕氏は、ホスピタリティ・パッケージについて、「期待した以上の応募だった。ロサンゼルスだけでなく、オールスターゲームなどにも多く参加いただいた」と振り返ったうえで、今後については「野球観戦だけでなく、その周辺の観光にも繋げていきたい」と今後の展開に意欲を示した。
また、スポーツツーリズム事業について、「観客と一体となる観戦は忘れられない体験になるはず。スポーツの素晴らしさと、その地域の魅力を融合させることがJTBの役割」と今後に期待を寄せた。
スポーツツーリズムへの期待を語るJTB福井氏