アップルワールドは同社の海外ホテル予約サイト「Hotelista」会員を対象に、海外でのスマートフォン活用についてアンケート調査を実施した。
これによると、日常的にスマートフォンを利用している回答者のうち、海外旅行先でスマートフォンを使用したことがある人は92.6%と9割を超えた。年代別では20代の87.5%以外はすべて9割を超えており、60代は91.7%、70代以上は92.9%で50代(93.5%)に次いで使用割合が多かった。
接続方法は「ホテルやカフェなどの無料WiFi」(82.0%)が最多で、「モバイルWiFiルータを日本でレンタル」(31.0%)、「渡航先でSIMカードを購入」(19.8%)と続く。「WiFiルータレンタル」は年代が上がるにつれて減少するのに対し、「海外SIMカード」は年代が上がるにつれて増えており、旅慣れたミドル、シニア世代の利用が進んでいる。
海外で利用するアプリについては、20代は「Lineなどのメッセンジャーアプリ」(100%)が圧倒的に多く、地図アプリは50%。ただし、その割合は年代が上がるにつれて近づき、50代で逆転。70代では地図アプリが76.9%と1位になった。
また、年代が低いほどアプリの種類は「メッセンジャー」「地図」「SNS」の3種類に偏っているが、年代が上がるほど増えてくる。70代は翻訳アプリや通貨換算アプリなど多彩なアプリを駆使しており、「Uberなどの配車アプリ」の回答もあったという。
調査は2016年7月27日~8月3日に実施。回答数は836名。