
観光庁は、国内の主要旅行業43社・グループの2025年1月の旅行取扱状況(速報)を発表した。総取扱額は2304億6286万円で、前年同月比では3.0%増となったものの、2019年同月比では28.1%減となった。2024年11月の同20.3%減、12月の21.2%減からさらに悪化した。
国内旅行は2019年同月比25.6%減の1324億6938万円で、12月の同14.7%減から悪化。海外旅行は、前年同月比では17.1%増となったものの、2019年同月比では34.6%減の851億3532万円。一方、外国人旅行は前年同月比23.2%増、2019年同月比4.1%増の128億5814万円となった。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行/いわゆるパッケージツアー)の合計は、取扱額が2019年同月比48.5%減の485億2251万円とほぼ半減。取扱人数が同46.9%減の117万247人だった。国内旅行は取扱額が同39.6%減の393億7967万円、取扱人数が同44.2%減の113万5632人、海外旅行は取扱額が同68.7%減の89億6032万円、取扱人数が同80.7%減の2万6109人と減少率が拡大している。
報道資料よりまた、主要各社・グループの総取扱額トップ5は、JTB7社が2019年同月比23.9%減の794億6522万円、日本旅行4社が同18.5%減の242億9468万円、阪急交通社2社が同11.4%減の220億8894万円、エイチ・アイ・エス(HIS)6社が同30.5%減の216億6562万円、KNT-CTホールディングス4社が同43.6%減の188億2725万円の順だった。